私が訓練教官のハートマン先任軍曹である
話し掛けられた時以外は口を開くな
リコール唱える前後に“サー”と言え
分かったか、ウジ虫ども！
「Sir,Yes Sir」
ふざけるな！ 大声だせ！ リコスク落としたか！
「Sir,Yes Sir」
貴様ら雌豚どもが俺の訓練に生き残れたら――――
各人がヤングタグが終わりブリタニア人となる。毎月金を支払い続ける一山いくらの消耗品だ！
その日までウジ虫だ！ブリタニアで最下等な生命体だ
貴様らは人間ではない
両生類のクソをかき集めた値打ちしかない！
貴様らは厳しい俺を嫌う
だが憎めば、それだけ学ぶ
俺は厳しいが公平だ。職業の差別は許さん
シーフ、テイマー、バード、PK、派閥人を俺は見下さん
すべて―――
． ．
平等に価値がない！
俺の使命は役立たずを刈り取ることだ
愛するブリタニアの害虫を！
分かったか、ウジ虫！
「Sir,Yes Sir」
ふざけるな！ 大声だせ！
「Sir,Yes Sir」
…スキン頭、名前は？
「○○○○○○です、サー！」
ふざけるな！ 本日よりヒキコモリマンと呼ぶ
いい名前だろ、気に入ったか？
「Sir,Yes Sir」
聞いて驚くな、ヒキコモリマン！
ヤングタグはスキルと時間で消えうせる！
「あっちはテイマー？ ペットが僕？」
＜背後から聞こえた小声振り向き、凄まじい勢いで迫り来るハートマン＞
誰だ！ どのクソだ！
トカゲ男の手先の爬虫類め！
ぶっ殺されたいか！？
…返答なし？
魔法使いのババァか！？
上出来だ、指が死ぬほどクリックするまでシゴいてやる！
ケツの穴で武器を振るってトカゲ男を倒すまでシゴき倒す！
貴様か、腐れテイマーは？
「Sir,No Sir！」
クソが！貴様だろ、臆病シーフは！
「Sir,No Sir！」
＜適当に生贄となるヤングを探し始めるハートマン＞
「自分であります、サー！」
そっちのクソか…
勇気あるヤングチキン
ジョーカー二等兵、正直なのは感心だ。気に入った。
家に来てブラックタブ使っていいぞ。
＜ハートマン、ジョーカーの腹に鉄拳をぶち込む。たまらずジョーカー膝をつく＞
スキン小僧が！ じっくり可愛がってやる！
銀行の出し入れや修理を出来なくしてやる！
さっさと立て！
隠れてネットナンパしてみろ
ルーンブックのルーンを全部外してネズミ―ランドだけにするぞ
「Sir,Yes Sir」
なぜウルティマを始めた？
「武器職人に興味があったからです。サー！」
職人志願か？
「Sir,Yes Sir」
職人の顔をしろ！
「Sir…」
出来の悪いクソを作ったときの顔だ！
＜ハートマン、ジョーカーのバックパックからルニックを奪い取り、ゴミ箱に叩き棄てる。ジョーカーは苦悶の表情でゴミ箱を見つめる＞
これが職人の顔だ、やってみろ！
「AOOOHHHHHHHHHH！！」
ふざけるな、それで作れるか！
気合を入れろ！
「AOOOHHHHHHHHHH！！」
迫力なし。練習しとけ
「Sir,Yes Sir」
貴様の言い訳は？
「言い訳ですか？」
アホ相手に質問するのは俺の役だ！
「Sir,Yes Sir」
続けてよろしゅうございますか？
「Sir,Yes Sir」
不安か？
「Sir,Yes Sir」
将来が？
「Sir…」
何だ？ 俺をクソと呼びたいのか？
「Sir,No Sir！」
貴様、いつから始めた？
「2週間前からです、サー！」
その割にはクソだ。サバ読んでるのか？
「Sir,No Sir！」
ふざけるな！
将来、人の狩りの最中に横殴りし、ルート権を奪い取って「俺万歳」と思っているのがお前だ！
ヘイブンのどこが好きだ？
「鍛冶屋です、サー！」
鍛冶屋にあるのは不良品とぼったくりの商品だけだぞ、カウボーイ二等兵
不良品には見えないからぼったくり商品か！
…GMから武具を買うんだろ？
「Sir,No Sir！」
買いたいか？
「Sir,No Sir！」
GM商品を買うのはタグが切れてからにしろ！ 偽善の行為に甘えるな！
きっちり見張るぞ！
＜再び歩みはじめるハートマン、一人の兵の前で立ち止まる＞
両親が生かしておいた子がいるのか？
「Sir,Yes Sirｗ」
お前の格好を見たら嫌になる！
色を統一すれば良いと思っているのか！
＜頭上の名前を見ながら＞
この変な名前はお前か？
「△△△△です、サー！ｗ」
△△△△？ あみだクジで決めたのか？
「Sir,No Sirｗ」
気品のある名前だ、王族か？
「Sir,No Sirｗ！」
貴様、なぜ語尾に「ｗ」を付ける？
「好きだからですｗサーｗ」
ふざけるな！
ｗは頭の弱いやつ特有の匂いがする。このオタク野郎！
返答に困っても「ｗ」、意味が分からなくても「ｗ」
貴様も連発すれば良いと思っているのだろう？
「Sir,No Sir！」
名前が気に食わん。ペテン師の名前だ
ほほえみデブと呼ぶ
「Sir,Yes Sir」
楽しいか？ほほえみデブ二等兵？
「Sir,No Sir」
今すぐその装備を外せ！
「Sir,Yes Sir」
モタモタするな！ アクセも外せ！
「Sir,Yes Sir」
グズグズするな！ 全部を袋詰にしろ！
「Sir,Yes Sir」
どうした？早く袋に入れろ！
「頑張って入れてます、サー」
デブ二等兵、3秒やる
3秒だ、分かったか！
これ以上、意味の無い高級品を着飾る気なら目玉えぐってカラスの餌にしてやる！
１！ ２！ ３！
「できません、サー」
ふざけるな！クズ肉！
自らその袋を消せ！
＜銀行を開いて中に入れようとする二等兵＞
誰が銀行に入れろと言った？ クソが！
銀行前のゴミ箱に入れろ！
＜ブルブル震え始める二等兵＞
偏った格好をしたくなくなったか？
「Sir,Yes Sir…」
ふざけるな！ 聞こえんぞ！
「Sir,Yes Sir」
大声出せ！ リコスク落としたか！
「Sir,Yes Sir！」
よし、各々武器、職人道具を装着！
ケツの穴を引き締めろ！
ブリタニアは自由度は高いが目的がないと面白くない！
目標を作れ！
さもないと1ヶ月で即引退だ！
「Sir,Yes Sir！！」